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植物由来食品



米国および世界の市場では現在、本物の肉よりもヘルシーで、動物虐待のない選択肢である植物ベースの肉代替品を求めるトレンドが高まっている。

植物原材料を使って質の高い肉代替食品を開発するには相当な時間がかかるが、市場は急速に拡大しており、今年の46億ドルから、2023年には64億ドルに増えると予想される。最大限に肉に近い味や食感を出そうとしているサプライヤーもあれば、シンプルで、数少ない原材料を使ったり、自然な食材の使用にこだわるサプライヤーもある。いずれにしても、消費者は革新的で美味しく、クリーンな食品を歓迎する。

ビヨンド・ミート(Beyond Meat)インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)は、動物由来原料を一切使用せずに肉を再生するというミッションに挑んでいる企業である。彼らの植物由来タンパクは、味も食感も本物の肉そっくりだけでなく、料理も肉同様につくることができる。

これらの商品は、肉を料理し、食べ、味わうことが大好きだが、動物や環境に負荷がより少ない方法を求める人にはとりわけ魅力的である。

インポッシブル・バーガーは、大豆の根の血のように見えるヘムと、小麦タンパク、ココナツオイル、ジャガイモのタンパク質を主原料としている。商品はレストラン専用で、ベアバーガー(Bareburger)フランチャイズ等で販売している。また、ホワイトキャッスル(White Castle)でも4月からメニューに登場する。


ビヨンド・バーガーは、酵母エキス、ココナツオイルとエンドウ豆を主原料としている。ビーツを加えているので、まるで「血がしたたる」かのように見える。当該商品は25,000以上のグロッサリー店舗で販売している。

ビヨンド・ミートは、他にも様々な植物ベースのソーセージチキン・ストリップを販売している。

業界では植物ベースの食品の重要性が高まっている。ニールセンによると昨年度の米国民による食品飲料支出の20%は植物由来食品となっている。また、ユニークで革新的なビーガン商品への需要も高まっている。しかしながら、市場に出回るシーフードの植物ベース代替品は非常に少ない。この分野での開発を試みる数少ない企業にとっては、非常に大きなチャンスがあると言える。


例えば、米国ベースのオーシャン・ハッガー・フーズ(Ocean Hugger Foods)は、天然の植物ベースの生マグロ代替品であるアヒミ(Ahimi)を開発した。環境持続性を念頭に開発されたアヒミは、生マグロそっくりで、原材料そのものではなく、独自の加工技術によって生み出されたものである。と言っても、それは驚くほどシンプルで、トマト、水、砂糖、胡麻油、醤油でできている。同社は、人参を使った鮭と、茄子を使ったウナギも開発中だ。


Tomato-based Ahimi is almost indistinguishable from raw tuna.

アヒミは現在全米の多くのレストランで販売されている。価格は、通常、他の寿司商品と同等である。ホールフーズの寿司バーでは、アヒミ・カリフォルニア・ロール10個入りが8.99ドル、アヒミ寿司コンボ握り8個入りが11.99ドルである。


また、天然食材を使って魚の味や食感の再現にこだわっているメーカーにグッド・キャッチ・フーズ(Good Catch Foods)がある。同社は魚無しツナ切り身と、3種類の冷凍の魚無しシーフード:カニケーキ、魚バーガー、魚スライダーを開発した。商品は12月に発売予定である。同社はすでに開発資金として数百万ドルを確保している。共同設立者のエリック・シュネル(Erick Schnell)によると、今後5年間で8,500万ドルを販売すると予測している。


写真の「魚フリーのマグロ」は次の6種類の豆のプロテインで作られている:エンドウ豆、大豆、ヒヨコ豆、レンズ豆、空豆、白インゲン豆。

世界的に様々な肉代替品が生産販売されている。特に欧州では、若いビーガン消費者が急速に拡大していることから、販売量も多い。

英国拠点のクォルン(Quorn)は、80種類以上の植物ベースの肉および肉代替料理を製造している。そのうち25種類は米国でも販売されている。例えば、肉無しチキン・ストリップ、肉無し朝食ソーセージ・パテなどである。原料となっているのは、菌類をベースにしたマイクロプロテインである。


6月27日に、デンマークのブランドのナチュリ・フーズ(Naturli Foods)が植物ベースの牛挽肉代替品となるミンチ(Minced)を英国のセインズベリーの400店舗以上で発売した。これは5月にテスコ店舗で発売したビベラ(Vivera)の植物性ステーキの成功に続く動きである。


サンフェド・ミート(Sunfed Meats)は、ニュージーランドのオークランドを拠点とするメーカーで、チキン・フリー・チキンを製造している。国内の70店舗以上のスーパーマーケットで販売している。エンドウ豆、カボチャ、米を原料とした同商品の需要の高まりに応じて、同社は投資家を募集すると同時に、海外拡大を模索している。目下、オーストララジア全域での販売に注力している。

サンフェド・ミートのチキンフリー・チキン 12.99豪ドル/300g(8.97米ドル)

大豆フリーの肉代替品メーカーのベジニ(vegini)は、オーストリア企業である。大豆製品というよりは、持続可能性ということで打ち出している。というのも、原料のエンドウ豆は、欧州圏外から輸入する必要がなく、栽培においてもエコシステムに影響を及ぼさないからである。これはビーガン消費者や、環境保護に関心の高い人々にとっては極めて重要なことである。同社は将来的には全商品をオーストリア国内で調達することを模索している。


Vegini’s Vegini Cubes with Olive Oil €3-4 per 140g ($3.50-4.97)

出典:ift.org; http://quorn.uk; http://naturli-foods.dk/; https://www.vivera.com/en/home;

https://sunfedfoods.com/; https://www.vegini.at/en

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